徳山SGグランドチャンピオン6月開催!
他のシーズンとの違いとその攻略法とは?

SGグランドチャンピオンがボートレース徳山で開催されるのは2回目。前回大会は地元の雄・白井英治が優勝した2018年の第28回大会だった。この時の決まり手(全72レース)は次の通りだ。

逃げ45本(62.5%)

差し11本(15.3%)

まくり3本(4.2%)

まくり差し5本(6.9%)

抜き8本(11.1%)

恵まれ0本(0%)

インは舟券予想の圧倒的な軸になることを裏付けるデータである。

また、最近1年間(2022年5月1日~2023年4月30日)のコース別成績も同様の傾向を示している。(下表)

1コースの1着率は全国平均が55.7%だが、徳山は62.8%とかなり高い。これは大村(64.3%)、芦屋(63.7%)に次ぐ値だ。

そして、その分センター勢の1着率が下げ止まっている。

3コース1着率は全国平均が12.5%なのに対し徳山は8.7%、4コースのそれは10.2%に比べ8.2%だ。

第28回グランドチャンピオンでまくりが3本しか決まらなかったのは、徳山のコース特性とみていいだろう。

こうした傾向は3連単の平均配当額にも表れている。徳山の過去1年間の3連単平均は6,334円。5,944円の大村の次に本命筋が多く、最も荒れる児島の8,342円と比べると2,000円ほどの差がある。

さらに、払い戻し金ゾーンでは500円~990円が21.8%と最も多く、続いて1,000円~1,490円が14.3%となっており、100円~490円(5.1%)を合わせると、41.2%が1490円内に収まっている。

3連単万舟出現率13.2%は全国一低くなっている。

「本線を外さない予想」が徳山攻略の基本戦略といってもいいだろう。

この傾向をふまえつつ、6月の徳山をどう攻略したらいいだろうか。データから傾向を読み解きたい。

下表からも分かるように、初夏のこの時期はインコースが若干強くなる傾向が出ている。

また、3コースは2着率を中心に3連対率は57.0%まで上がる。1コースを軸に、3コースを絡めた舟券作戦が功を奏する機会が多くなりそうだ。

その場合、相手筆頭は3連対率62.6%の2コースであることはいうまでもないが、注視したいのが5コース。6月は1着率と3着率がアップしている。

これと決まり手を合わせ比較すると、6月は逃げが利く一方、まくりが決まりにくくなっている。覚えておきたいデータだ。