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レース展望

 ボートレースびわこでは5月1日~6日まで「びわこヴィーナス! 第5回酒処京都新京極スタンド杯」が開催される。ゴールデンウィーク真っ只中に行われるヴィーナスシリーズ。多彩な女子レーサーたちが参戦し、激戦のV争いを繰り広げる。

 今節は宮島レディースオールスター参戦組が不在のため、出場メンバーの級別内訳はA2級5人、B1級27人、B2級12人。優勝争いを引っ張るのはA勢の5人、茶谷桜(滋賀)、今井裕梨(群馬)、原田佑実(大阪)、後藤美翼(東京)、蜂須瑞生(群馬)になりそうだ。

 なかでも期待したいのは茶谷桜だ。地元びわこで過去2回の優出歴。2010年一般戦で優出6着、2015年一般戦で優出5着に入っている。今節はまずびわこ3回目の優出と当地女子レース初優出をめざしたいところ。滋賀支部からは今節ただ一人の参戦となるだけに意地の走りを見せたい。

 今井裕梨も見逃せない。2月の多摩川男女ダブル戦で約1年5カ月ぶりの優勝を飾るなど近況好リズムだ。びわこでは2010年オール女子戦で優出5着に入っており水面相性まずまず。持ち前の速攻力を武器にV戦線をリードするのか。

 B級勢でまず注目したいのは塩崎桐加(三重)だ。今期勝率6.80は今節出場メンバーのなかで断トツの数字。前期F2の影響で現在B1級だが、A1級の経験もある実力者だ。近況も3月に津男女ダブル戦と三国一般戦で連続優出をマークするなど好調なだけに目が離せない。

 三重勢には山下夏鈴(三重)もいる。昨年8月のびわこオールレディースで予選3位の活躍を見せたのが記憶に新しいところ。そのときは準優1号艇で痛恨のフライングを喫しただけに、今節はその雪辱に燃えていることだろう。伸び型仕様の速攻戦で活路を見い出したい。

 近況の勢いなら赤井睦(徳島)だ。2月の唐津ヴィーナスシリーズでデビュー初Vをマーク。節間オール3連対で力強く勝ち切ってみせた。今期は1コース1着率75%、2コース1着率36%と内寄りで好成績を残しており、着実にポイントを稼いで勝ち上がってきそうだ。

 その他では女王経験者の谷川里江(愛知)、新田芳美(徳島)、本部めぐみ(三重)、実績上位の五反田忍(大阪)、びわこオールレディースで優出歴がある加藤綾(三重)、今期勝率5.44と自己ベストを大幅に更新しそうな中澤宏奈(東京)、昨年1月にびわこ一般戦で優出2着の大暴れがあった黒澤めぐみ(東京)らに注目したいところ。今節は通算0Vの選手が30人以上いるだけに、デビュー初優勝を飾るようなヒロインが出てくる可能性も十分だろう。

(データはすべて4月7日現在。カッコ内の表記は支部)