これまで使用された2節いずれも予選最終日にFでV戦線を離脱したいわくつきのモーターだが、快パワーを誇った。現機初おろしシリーズの5月『BTS嘉麻開設10周年記念』で河野大が駆り「出足も伸びもいい」、6月『日本財団会長杯争奪戦』では今大会にも出場する地元の郷原章平が組み「全体にいい。G2でも引きたい」と高く評価。〝エースナンバー1〟になる予感がヒシヒシとする。

初お目見えの5月『BTS嘉麻開設10周年記念』は「出足、行き足、回りがいい」と仕上がりに納得の表情だった大久保信一郎がシャープなレース運びで準優勝を果たした。続く6月『日本財団会長杯争奪戦』では山口高志が引いて予選突破とはいかなかったが、「立ち上がりがいい」で〝佐賀支部好反応リレー〟に成功している。突き抜けるストレートはないが、実戦で威力を発揮しそうだ。

5月『BTS嘉麻開設10周年記念』で山ノ内雅人が予選3連勝締めから準優2着で芦屋初優出に成功。「行き足、伸びが良くて出足も上向いてる」で3拍子そろった好バランスに仕上がった。6月『日本財団会長杯争奪戦』の楠原正剛は、福岡支部後輩の山ノ内からバトンを受け取り「行き足、スリット付近がいい」だったが、予選最終戦で無念の勇み足。二速～三速の良さがアダとなってしまったが、力強さは十分にある。

6月『日本財団会長杯争奪戦』で地元勢の中でも芦屋は超ドル箱水面としている岡村慶太が「序盤とは別モノ。特にスリット足がいい」と快速仕立てで当地9度目のVを飾った。初おろしの5月『BTS嘉麻開設10周年記念』でも松本弓雄が「出口の足が良く実戦向き」で危なげなく予選突破。準優勝戦での事故の影響もあり、次に引いた岡村は下位クラスからのスタートとなったが見事に立て直しに成功している。

初おろしの5月『BTS嘉麻開設10周年記念』で中野和裕が「スリット足が良く本体は良さそう」と力強く準優まで駒を進めた。次節『第13回芦屋町長杯争奪戦』では、吉永則雄が「バランスが取れていい」でオール3連対で今年初Vを飾った。直近6月の『第17回マリンテラスあしやカップ』は山下昂大に渡り、予選突破とはいかなかったが「機は相当いいと思う。G2で同期に引いてもらいたい」とパワーを絶賛していた。