レース展望

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世代間の火花散る壮絶バトル!芦屋G2決戦を制するのは誰だ!


 ボートレース芦屋では6月28日から「G2モーターボート大賞 次世代スターチャレンジバトル」が開催される。A1級26人、A2級26人の計52人が参戦。実績豊富なベテラン・中堅から将来有望な若手まで多彩なメンバーがそろい、芦屋の水面で激しく火花を散らす。なお今節は6月28日~7月3日の開催で期またぎとなるため、前半3日間は22年前期級別、後半3日間は22年後期級別が適用される。

 V争いを引っ張るのは85期のSGタイトルホルダートリオか。井口佳典(三重)、森高一真(香川)、丸岡正典(大阪)が登場する。
 井口は今年G1・G2で優出3回とさすがの走り。2月の常滑G1東海地区選手権で優出4着、3月のG1若松周年で優出6着、5月の大村G2モーターボート誕生祭で優出2着の活躍を見せている。今年G1・G2を10節走って準優出8回という抜群の安定ぶり。芦屋MB大賞でもV争いを沸かせる可能性大だろう。
 森高も3月のG1若松周年で優出2着、4月のG1蒲郡周年で優出4着に入るなど近況好調。今年G1・G2は5節走ってすべて準優出という貫禄の走りだ。丸岡は後期勝率7.42をマークしており、この85期3人のなかではトップの数字。芦屋も通算5優出2Vと相性上々なだけに目が離せない存在になる。

 村松修二(広島)も有力なV候補だ。5月の宮島SGボートレースオールスターで優出5着に入る活躍。地元の期待に応えてSG初優出を飾った。芦屋は過去7節走って優出ゼロと相性いまひとつの水面だが、勢いに乗っている村松が大暴れしても不思議ではないだろう。

 土屋智則(群馬)も楽しみだ。後期勝率7.68は今節出場メンバーのなかで堂々トップの数字。3月のG1常滑周年で自身2回目の記念優勝を飾るなど近況充実ぶりが光っている。賞金ランキングも現在16位とグランプリ初出場を狙える位置につけており、このG2芦屋MB大賞でも大きな賞金の上積みを狙いたい。

 そのほかの遠征勢では4月のG1宮島周年で記念初Vを飾った船岡洋一郎(広島)や、1月のG1芦屋周年で優出2着に入った福来剛(東京)、伸び足でV争いをかき回したい藤山翔大(大阪)、4月のG1戸田周年で優出2着の活躍を見せた黒井達矢(埼玉)、4月の三国PG1マスターズチャンピオンで優出するなど好調な服部幸男(静岡)、5月のボートレースオールスターでSGデビューを飾った高田ひかる(三重)と倉持莉々(東京)らに注目したいところだ。

 迎え撃つ地元の福岡支部からは、5月に芦屋GWレースで優勝したばかりの川上剛(福岡)や、6期連続A1級キープと安定感光る郷原章平(福岡)、芦屋初Vを狙いたい仲谷颯仁(福岡)、1月のG1尼崎周年で優出6着に入った高倉和士(福岡)、芦屋7優出と当地好相性の大山千広(福岡)、若手注目株の溝口海義也(福岡)と原田才一郎(福岡)らが参戦する。

 なかでも注目は新開航(福岡)だろう。今年すでに5Vをマークするなど大ブレイク中。1月の戸田ルーキーシリーズ、2月の尼崎一般戦、3月の平和島ルーキーシリーズ、4月の唐津一般戦、5月の児島レディースVSルーキーズバトルと破竹の勢いで優勝を重ねている。リズム最高潮で迎えるG2芦屋MB大賞で大仕事をやってのけても誰も驚かないだろう。

(データはすべて6月10日現在)