レース総展望

鋭く踏み込む益田啓司が主導権争いへ さばき達者な岩崎正哉が対抗

7月からの適用勝率は7.45をマークした益田啓司が勢いある走りを続けている。今年は5月の多摩川・大村戦こそ低勝率機に苦しんだが、それ以外はコンスタントに機を出し7優出V2とまとめている。鋭発駆けからの先行逃げ、迫力あるまくりやまくり差しでシリーズをリードする。児島では2015年3月、中盤から速攻5連勝で優勝を飾っている。G1優勝2回の実力者・岩崎正哉は手堅く運んで優出ペースへ持ってくるイメージがある。悪くても出足だけは仕上げてさばける足にしてきそう。
地元イチオシは児島V5を数える竹上真司。「記念を走る器はないと自分では分かっているつもり」と言っていたが、旋回スピードは十分で衰えを感じさせない。準優止まりが目立つ近況だが、走り慣れた水面なら崩れることはないだろう。果敢に握って攻める片岡雅裕・森晋太郎に一発の魅力がある。A1級へ返り咲きを決めた岡田憲行、当地走る巧腕・亀本勇樹、目下4場所連続優出中と絶好調な妹尾忠幸もV候補の一角(6月20日現在)。