レース展望

芦屋でオールスター初開催! トップスター52人が終結!

 ボートレース芦屋では5月23日から「SG第50回ボートレースオールスター」が開催される。オールスターは74年に創設され、今年で第50回大会の節目を迎えた。芦屋でのオールスター開催は今回が初めてだ。ファン投票などで選ばれたトップスター52人が集結。ファンの思いも背負って芦屋水面で激戦を繰り広げる。

 ファン投票1位に選ばれたのは池田浩二(愛知)だ。2万3071票を獲得。池田にとっては12年以来となる11年ぶり2回目のオールスターファン投票1位となった。池田はオールスターで4優出1Vの実績。11年の尼崎大会で優勝歴がある。今年は12年ぶりのタイトル奪還をめざす戦いだ。芦屋では10年にMB大賞で優勝するなど水面相性は良好。近況リズムも3月のSGボートレースクラシックで優出6着に入るなど調子は上々だ。もしファン投票1位での優勝となれば野中和夫、山崎智也、峰竜太に続く4人目の記録。最高の形でファンの期待に応えたい。

 オールスター連覇を狙うのは原田幸哉(長崎)だ。昨年宮島で開催された第49回大会で優勝。予選は11位だったが、準優では4コースからコンマ08のトップスタートでまくり切り、優勝戦では3コースからコンマ09のトップスタートでまくり差しを決めた。原田にとってはSG通算5回目の優勝でオールスターで初Vだった。今年はタイトル防衛をめざす戦いだ。芦屋では07年にMB大賞で優勝するなど好成績を残しているだけにチャンス十分だろう。中道善博(79・80年)と野中和夫(90・91年)に続く史上3人目のオールスター2連覇なるか。

 SG連覇を狙うのは土屋智則(群馬)だ。3月に平和島で行われたSGボートレースクラシックで優勝。05年11月のデビューから約17年4カ月、38歳でSG初制覇を果たした。土屋はその後も4月に蒲郡一般戦と徳山一般戦で立て続けに優勝するなど好調をキープ。勢いそのままにSG連続Vを飾っても決して不思議ではないだろう。

 その他の遠征勢では18年に芦屋でのチャレンジカップでSG初Vを飾るなど当地好相性の馬場貴也(滋賀)や、昨年ファン投票1位で出場するも準優敗退に終わった雪辱を狙う毒島誠(群馬)、芦屋周年3Vや21年芦屋オーシャンカップ優勝など抜群の当地実績を誇る濱野谷憲吾(東京)、今年4月の若松マスターズチャンピオン優勝で名人の称号を手にした井口佳典(三重)、昨年の宮島オールスターで予選トップ通過した磯部誠(愛知)、今年3月の芦屋周年で予選トップ通過した平本真之(愛知)、オールスター優勝2回の松井繁(大阪)らに注目したい。

 迎え撃つ地元の福岡支部からは9人が参戦。田頭実瓜生正義岡崎恭裕篠崎元志西山貴浩篠崎仁志前田将太渡邉優美新開航が地元SG制覇をめざす。

 なかでも期待が高まるのは西山貴浩だろう。3年連続のオールスターファン投票2位と今年も根強い人気を見せている。芦屋では通算11優出2Vの実績があり、今年3月の芦屋周年で優出4着に入る活躍を見せたばかり。芦屋オールスターに向けて準備は万端だろう。3月の平和島クラシックでは同期の土屋がひと足先にSG初Vを飾っただけに、西山もこれに続きたいところだ。

 またオールスター3回目の優勝を狙う瓜生正義や、3月のクラシックで優出2着の活躍を見せた篠崎元志、16年に芦屋MB大賞で優勝歴を持つ篠崎仁志、今年10優出4Vと好調続く前田将太、10年浜名湖オールスター覇者の岡崎恭裕、昨年6月に芦屋MB大賞で優勝した新開航らも楽しみだ。

 女子レーサーも見逃せない。平山智加(香川)、平高奈菜(香川)、守屋美穂(岡山)、遠藤エミ(滋賀)、渡邉優美(福岡)、高田ひかる(三重)、倉持莉々(東京)、中村桃佳(香川)の8人が登場する。

 芦屋で18年レディースチャレンジカップと19年MB大賞を制すなど当地相性抜群の守屋美穂をはじめ、13年に芦屋でクイーンズクライマックス優勝歴を持つ平山智加、昨年のオールスターでSG初優出を果たした平高奈菜、2回目のSG制覇を狙う遠藤エミ、念願のSG初出場を飾る渡邉優美らが大暴れを見せるのか注目だ。

(データはすべて5月8日現在。カッコ内の表記は支部)