4月初おろし節の『山口シネマ杯』で高濱芳久が組み、着は振るわなかったが「伸びに出足をつけた」で最終的には上々の仕上がりだった。続く『スポーツ報知杯争奪ゴールデンウィーク特選』は上原健次郎が予選オール3連対で準優に進出。「特にレース足がいい」とした。直近の5月『日本財団会長杯争奪戦』の大島隆乃介でも快速は不変。全て大外発進ながら最終日は追い上げ2、2着と早くもエース機になり得るムードが漂う。

まだ2節しか使用されていないが、4月『山口シネマ杯』は宮脇遼太が「行き足、回り足がいい」で予選突破に成功した。初優出には及ばず最終日前半にFを喫したが、後半の選抜戦はインから逃げ切った。5月『PayPay銀行賞』は江口晃生が駆り予選は全6戦で5勝2着1回とほぼ完璧な走りで魅せた。「全部の足がいい状態」で準優も逃げて優勝戦1枠獲得も差され準優勝。それでも回ってからの加速感は鬼レベルだった。

新エンジン2節目の4月『スポーツ報知杯争奪ゴールデンウィーク特選』でデビュー。野見山拓己が引き「手前の足がよくない」で苦戦した。続く5月『PayPay銀行賞』の松本晶恵は「伸びを軸にバランスが取れている」で的確に予選を突破した。直近の『日本財団会長杯争奪戦』では中村尊がタッグを組み準優に進出。「グリップが凄く良かった」で今年初優出にも成功した。節ごとにパワーアップしており楽しみは十分にある。

58号機と同じく4月『スポーツ報知杯争奪ゴールデンウィーク特選』で初お目見え。中亮太が「回り足が良くて全部につながっている」で安定した走りを披露しつつ、予選最終戦は脅威の追い上げで1着を奪取。準優は2着、優勝戦は3着とした。直近5月の『日本財団会長杯争奪戦』では今村暢孝がゲット。「出足、行き足がしっかりしているし思った所にも行ける」で優出。優勝戦は前付けから差して約4年5カ月ぶりのVを飾った。

初見参の4月『スポーツ報知杯争奪ゴールデンウィーク特選』は森口和紀が駆り序盤から中盤は「伸びはいいけどターン回りはもうひとつ」だった。それでも終盤はチルトを1度にして「全体にバランスが取れた」と仕上げた。続く5月『PayPay銀行賞』の小松卓司も「伸び寄りで機はいい」で躍動。チルトはマイナスでターン回りにも合わせて今年初優出に成功した。回り足は調整次第の感も、まくり屋が駆れば面白味がある。