開催終了
BOATRACE多摩川
プレミアムGI第9回ヤングダービー

レース展望

ヤング王者の座をかけた秋の是政決戦!

 次世代スターたちが是政で激突だ。「プレミアムG1第9回ヤングダービー」が9月20日から多摩川で開催される。30歳未満のヤングレーサーのなかから出場権争いを勝ち抜いた52人が集結。日本一の静水面でフレッシュバトルを繰り広げる。

 V候補の筆頭はやはり羽野直也(福岡)だろう。昨年徳山で行われた第8回ヤングダービーで優勝。オール3連対Vで他を寄せ付けず圧勝し、ヤング世代最強の座を確固たるものとした。あれから1年、さらに成長を遂げた羽野が大会史上初の2連覇を狙って登場だ。今年の羽野は3月の若松周年で優勝するなど記念3優出1Vをマークしており、賞金ランキング19位につけている。グランプリ初出場へ前進するためにもヤングダービー優勝が欲しい。

 対抗一番手は関浩哉(群馬)だろう。18年の浜名湖ヤングダービー覇者だ。は20年のびわこヤングダービーで優出4着、昨年の徳山ヤングダービーで優出2着に入るなどこの大会は相性抜群。今年は3年連続4回目の優出と、4年ぶりのタイトル奪還を目指す。も5月の津周年で優勝するなど今年記念2優出1Vをマークしており、賞金ランキング21位でグランプリ初出場が狙える位置。大きな賞金の上積みを狙うヤングダービーになる。

 賞金ランキングでこの2人を上回っているのが上條暢嵩(大阪)だ。3月の大村ボートレースクラシックでSG初優出を果たして2着に入ったの効き、現在賞金ランキング17位につけている。上條はこれまでヤングダービーに6回出場しているが意外にもまだ優出ゼロ。多摩川は3節連続優出中と相性の良い水面だけに、今年こそV争いをにぎわせたいところだ。

 地元の東京支部も楽しみな顔ぶれがそろった。佐藤隆太郎栗城匠宮之原輝紀の男子レーサー3人と、中村かなえの女子レーサー1人が参戦する。

 なかでも注目は宮之原輝紀だ。6月に津で行われたG3イースタンヤングで優勝。8戦7勝というピンラッシュを演じて東のヤング王者となった。今年10優出4Vと好調な走りが続いているだけに期待感は十分。7月の多摩川一般戦で当地初Vを飾ったばかりなのも心強い。

 また多摩川周年の優出歴を持つ佐藤隆太郎、昨年平和島周年でG1初Vを飾った栗城匠、8月の丸亀レディースチャンピオンでG1初1着を飾った中村かなえも見せ場を作りそうな気配。地元ファンを沸かせてくれそうだ。

 その他にもG1タイトルホルダーの仲谷颯仁(福岡)、板橋侑我(静岡)、大山千広(福岡)や、ヤングダービー2年連続優出を狙う中田達也(福岡)、下寺秀和(広島)、入海馨(岡山)、6月に福岡G3ウエスタンヤングで優勝した石丸海渡(香川)、多摩川3Vの実績がある前田篤哉(愛知)、昨年の多摩川ルーキーシリーズを制した小池修平(大阪)、自慢の伸び足で大暴れ期待の高田ひかる(三重)、20年のびわこヤングダービーで優勝戦1号艇に乗った上田龍星(大阪)など、才能あふれる若手レーサーたちがズラリ。多摩川ヤングダービーを制してスターダムを駆け上がるのは誰になるのか。

(データはすべて8月30日現在。カッコ内の表記は支部)