優勝戦ポールポジションを手にしたのは地元の稲田浩二。19年戸田周年と20年宮島周年に続く3回目のG1制覇に王手をかけた。稲田は現在賞金ランキング32位で、もしここで優勝すれば一気に16位あたりまで浮上できる。グランプリ初出場を目指すためにも絶対に勝ち切りたい優勝戦だ。
　2号艇は篠崎仁志。今年1月の尼崎周年（優出3着）に続いて当地G1連続優出となった。尼崎では20年にG2MB大賞で優勝しており、次はG1タイトルを掴みたい。篠崎は現在賞金ランキング26位。優勝すれば3年連続5回目のグランプリ出場へチャンスが広がってくる。
　3号艇は椎名豊。尼崎SGオーシャンカップ覇者として注目を集めるなかでの戦いとなった今節だが、堂々の走りで優勝戦まで勝ち上がってきた。尼崎でSG初Vを飾った椎名がG1初Vも尼崎で手にするのか。
　4号艇は桐生順平。7月の尼崎SGオーシャンカップの優勝戦1～3着（椎名、稲田、桐生）が今回もきっちり優勝戦に駒を進めてくる格好となった。桐生は15年尼崎SGボートレースクラシックと16年尼崎周年でV歴。当地3つ目の記念タイトルを目指す。
　なお椎名は現在賞金ランキング10位、桐生は同11位でグランプリ出場がほぼ確実な状況。トライアル2ndから出場できるベスト6入りを目指しての優勝戦になる。
　5号艇は西村拓也。昨年10月の江戸川周年以来となるG1優出で、尼崎記念初優出となった。G2以上での優出はこれが14回目。悲願の記念初タイトルなるか。
　6号艇は松田祐季。19年の芦屋周年以来となる約3年ぶりのG1優出となった。15年の尼崎ヤングダービーでG1初Vを飾っている松田が、2回目のG1制覇も尼崎で飾るのか。
　なお西村は現在賞金ランキング69位、松田は同71位となっており、ここで優勝すればSGチャレンジカップ出場のチャンスが出てきそうだ。