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レース展望

 ボートレースびわこでは3月10日から「G2秩父宮妃記念杯」が開催される。65回目を迎えるびわこ伝統の一戦に、A1級25人、A2級24人が参戦予定。春間近の湖都に注目レーサーが集結し、熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げる。

 V争いを引っ張るのは地元の馬場貴也(滋賀)だろう。びわこ通算47優出14Vを誇り、当地G1・G2で5優出1Vをマーク。20年にG1びわこ周年で優勝している。地元のエース格として負けるわけにはいかない秩父宮妃記念杯だ。2月にびわこで行われたG1近畿地区選手権では予選29位敗退という不本意な結果に終わっているだけに雪辱の思いもあるかもしれない。

 地元の滋賀支部からは川北浩貴吉川昭男君島秀三澤田尚也和田操拓も参戦。川北は03年、吉川は19年に秩父宮妃記念杯で優勝しており2回目の頂点を狙う戦いに。君島はびわこG1・G2最近10節で準優出7回・優出2回とコンスタントに活躍しているだけに今回も期待大だ。澤田和田はまだびわこでV歴がないだけにこの大一番で見せ場をつくりたい。

 遠征勢ではまず大上卓人(広島)に注目だ。20年10月に行われたG2秩父宮妃記念杯(第64回大会)で4コースまくりを決めて優勝。大会2連覇をかけて今回も参戦する。びわこは最近6節で4優出1V(2月は出走中)と好相性なだけに目が離せない。

 湯川浩司(大阪)もびわこ相性抜群だ。16年にG1びわこ周年で優勝し、20年にはG2秩父宮妃記念杯でも頂点に立っている。当地G1・G2で4優出2Vの実績を持つ湯川が今回もV争いをにぎわす可能性十分だろう。

 片岡雅裕(香川)もびわこ記念タイトルホルダーの1人。17年のG1びわこ周年で記念初Vを飾ったのが記憶に新しい。片岡は2月のG1四国地区選手権で優勝戦1号艇(2着)に乗るなど近況好調なだけに楽しみな存在だ。

 そのほかでは2月のびわこG1近畿地区選手権で優出したばかりの丸岡正典(大阪)と稲田浩二(兵庫)や、G2秩父宮妃記念杯で2回優勝している山崎智也(群馬)、今年すでに2Vをマークするなど近況好リズムの徳増秀樹(静岡)、18年のG2びわこMB大賞で優出2着の実績がある上野真之介(佐賀)、20年のびわこPG1ヤングダービーで優勝戦1号艇に乗ったのが記憶に新しい上田龍星(大阪)、昨年7月のG2びわこMB大賞で優出6着に入った奥田誠(広島)、びわこSG優勝歴を持つ烏野賢太(徳島)らに注目したい。また平山智加(香川)、大山千広(福岡)、西橋奈未(福井)の女子レーサー3人にも期待が集まる。

(データはすべて2月23日現在)