レース展望

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ボートレース宮島で5月5日から「デイリースポーツ杯争奪 ボートレースレディースVSルーキーズバトル」が開催される。通常の個人戦に加え、レディース対ルーキーズの団体戦も行われる「レディースVSルーキーズバトル(以下LR)」。18年度に創設されて今回が7回目になる。これまで三国、江戸川、びわこ、津、丸亀、常滑で6回開催され、団体戦はレディース3勝、ルーキーズ3勝のイーブン。宮島でも互いの意地がぶつかり合う好勝負が期待できるだろう。

今回のレディースチームは寺田千恵(岡山)、岩崎芳美(徳島)、海野ゆかり(広島)、田口節子(岡山)、長嶋万記(静岡)、大山千広(福岡)とA1勢が6人参戦。そのほかにも水口由紀(滋賀)、向井美鈴(山口)、三浦永理(静岡)、藤崎小百合(福岡)、今井美亜(福井)など強力なメンバーをそろえ、丸亀・常滑に続く団体戦3連勝を狙う。

エース格は大山千広か。宮島では当地前走となる19年オールレディースでオール2連対Vの圧勝劇を演じたのが記憶に新しいところ。17年オールレディースでも優出3着に入っており宮島2節連続優出中と水面相性良好だ。大山がLRを走るのは19年6月のびわこ大会以来で2回目。びわこで優出を果たすなど団体戦勝利に貢献したが、優勝戦5着で個人戦Vは逃している。今回はレディースをけん引する走りを見せて団体戦・個人戦とも頂点を狙いたい。

地元の海野ゆかりも楽しみだ。宮島では通算33優出6Vという圧倒的な実績。女子ナンバーワンの宮島巧者といって間違いないだろう。今回はレディースチームのリーダー格として地元で大暴れしたい。

そのほかにも宮島6Vを誇る寺田千恵や、宮島は07年女子リーグでのデビュー初Vなど優勝4回と相性抜群の三浦永理、通算8Vのうち3Vを宮島でマークしている当地ドル箱の今井美亜、宮島2Vの水口由紀田口節子、宮島1Vの長嶋万記藤崎小百合など当地好相性がそろっている。また村上奈穂(広島)、新田有理(広島)、實森美祐(広島)の地元若手勢も楽しみだ。

対するルーキーズチームはA1勢から上田龍星(大阪)、栗城匠(東京)、宮之原輝紀(東京)、井上忠政(大阪)が参戦。さらに今年2月の常滑LRで個人戦優勝を飾ったばかりの畑田汰一(埼玉)や、19年6月のびわこLRで個人戦V歴を持つ吉川貴仁(三重)らも登場する。

チームを引っ張りたいのは宮之原輝紀だ。今年の勝率6.70はルーキーズチームのなかでトップの数字。4月に住之江戦と江戸川戦で連続優出するなど近況リズムを上げている。G1・G2優出3回と実績の面でもルーキーズチームのなかで最上位。団体戦勝利のカギを握る存在だろう。

吉川貴仁にも注目したい。LRは過去3節走り、びわこで優勝、津で優出3着、常滑で優出6着とすべて優出している。"団体戦巧者"のイメージもつき始めた吉川が宮島でも大暴れを見せるのか。

その他では今節のルーキーズチームでは唯一SGを経験している上田龍星、今年7優出とコンスタントな活躍光る井上忠政、記念戦線でも存在感を見せ始めた栗城匠、今年すでに2Vと勢いに乗る畑田汰一、来期A1級復帰を決めた中村泰平(愛知)らがルーキーズチームのポイントゲッターになってきそう。また山下流心(広島)、宗行治哉(広島)、高橋竜矢(広島)の地元勢も団体戦勝利に貢献したいところだ。

(※データはすべて4月27日現在)