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レース展望

女子トップスターたちの競演だ。ボートレース芦屋で2月23日から「G2第5回レディースオールスター」が開催される。ファン投票と委員会推薦で選ばれた52選手が芦屋に集結。熾烈かつ華やかなバトルを繰り広げる。

V争いの最注目選手はもちろん地元の大山千広(福岡)だろう。ファン投票で2万8049票を集めて断トツの1位。これで3年連続のトップ当選となった。ただレディースオールスターはなぜか相性いまひとつで、過去4回出場してまだ優出ゼロ。17年宮島大会は予選52位の惨敗、18年びわこ大会では準優でフライング、19年児島大会は準優5着で敗退、20年鳴門大会では予選2位通過も準優1号艇で4着と悔しい思いを重ねてきた。今年こそ優勝戦へ勝ち上がってファンの期待に応えたいところだ。芦屋は通算7優出の実績がある好相性水面。17~18年には芦屋フレッシュルーキーも務めていた大山が、ここでビッグタイトルを手にするのか。

地元の福岡支部からはその他にも藤崎小百合川野芽唯深川麻奈美小野生奈竹井奈美中川りなが参戦。支部別最多の7人が登場する。

雪辱を期すのは小野だ。昨年の鳴門大会では予選をトップ通過するなどV争いを引っ張ったが、優勝戦1号艇で無念のイン戦5着。目の前にあったタイトルをつかみそこなった。今年こそ頂点に立ちたいところ。芦屋は17年レディースチャンピオンで優勝、18年レディースチャレンジカップで優出2着と大舞台で結果を残してきた水面だけに楽しみだ。

竹井も見逃せない。昨年の鳴門大会はF休みで出場権を棒に振っており2年ぶりのレディースオールスター出場になる。今期9節走って5優出と近況リズムは上々。芦屋はV歴こそないものの優出5回と相性良好なだけにチャンスは十分だろう。悲願の女子ビッグレース初Vへ期待は高まる。

遠征勢で芦屋巧者といえば守屋美穂(岡山)だろう。芦屋では17年ヴィーナスシリーズ、18年レディースチャレンジカップ、19年モーターボート大賞と3回のV歴。2つのG2タイトルを手にしているドル箱水面だ。守屋もレディースオールスターは相性いまひとつで、過去4回出場して準優1回、優出ゼロとなぜか苦戦している。今年こそ大会初優出を果たしたいところ。まずはファン投票2位で手にしたドリーム戦2号艇で好スタートを切りたい。

また岡山支部勢は守屋以外にも芦屋巧者がそろう。寺田千恵は15年に芦屋レディースチャレンジカップで優勝するなど当地通算26優出7Vの実績。芦屋は古巣の水面でもあり相性は申し分ない。19年児島大会に続く2回目のレディースオールスター制覇へ意欲十分だろう。田口節子も芦屋は通算9優出5Vと好相性。05~09年にかけて芦屋4節連続Vを飾った経験もあるだけに楽しみな存在になりそうだ。

その他では昨年の鳴門大会に続く連覇を目指す岩崎芳美(徳島)をはじめ、昨年のレディースチャンピオン覇者でファン投票3位の平山智加(香川)、昨年のクイーンズクライマックス覇者でファン投票5位の平高奈菜(香川)、ファン投票6位で3年ぶりのドリーム戦出場となる松本晶恵(群馬)、昨年3月に芦屋一般戦で優勝するなど当地2節連続V中の香川素子(滋賀)、17年宮島大会を制したレディースオールスター初代覇者の山川美由紀(香川)、優勝した18年びわこ大会以来3年ぶり2回目のレディースオールスター出場となる中村桃佳(香川)、今年すでに2Vと近況絶好調の鎌倉涼(大阪)、レディースオールスター過去4大会で予選トップ通過が2回ある遠藤エミ(滋賀)、レディースオールスター優出2回の実績を持つ細川裕子(愛知)と長嶋万記(静岡)、昨年12月にデビュー初Vを飾るなど近況躍進光る出口舞有子(愛知)、昨年の鳴門大会で優出2着に入った喜多須杏奈(徳島)らに注目したいところ。また、レディースオールスター初出場は前述の中川りな出口舞有子をはじめ、小芦るり華(佐賀)、来田衣織(兵庫)、柴田百恵(静岡)、上田紗奈(大阪)、山崎小葉音(群馬)、山川波乙(三重)。

(データはすべて2月5日現在)