レース総展望

カミソリS松田祐季・渡辺浩司・松村敏! 地元からは重鎮の渡邊伸太郎

本命には松田祐季を挙げたい。まだ23歳だった2010年地元三国初夢賞で今垣光太郎、中島孝平、萩原秀人、石田政吾ら福井支部のスター軍団をまくり差しで一蹴し、うまさとスピードが高く評価された。G1戦線では、2回目の優出となった15年尼崎のヤングダービーでトップSからイン快勝しG1タイトルホルダーに。昨年1年間の勝率は萩原、中島、今垣に次ぎ福井支部では第4位。31歳となり、もう一段の飛躍が求められる今年…。新年は三国、芦屋と走って連続優出。その間の平均Sはコンマ11のカミソリぶりだ。 2016年の最多勝利男・渡辺浩司は記念でなかなか結果を残せないが、昨年2月福岡の九州地区選手権で優出2着。一般戦でもパンチの利いた速攻で、昨年12月から3場所連続優出(V1)と調整面も優秀。地元勢は重鎮・渡邊伸太郎を筆頭に大久保信一郎、小野勇作ら実力者らが参戦。中でも唐津優勝6回の渡邊が地元イチオシ。「スピードば見せつけてやったばい」が渡邊独特な勝利のセリフ。ほかでは、今期適用7点勝率を残す松村敏も当地鋭発の優出ラッシュ。野長瀬正孝、村上純、山地正樹らも上位争いへ。