レース総展望

徳増秀樹が妥協許さぬ厳しい攻めでV目指す 旋回鋭い渡邊、松本が好勝負へ

妥協を許さない整備と迫力の攻めが魅力の徳増秀樹が本命。G1戦2回、通算73回の輝かしい優勝歴は今節トップ。今年はあと一歩が届かず優出10回のVゼロと不完全燃焼だが当地はV4の得意水面、3年前のSGクラシックでは優出歴もあり、圧巻のスタート力を武器に優勝へ気合駆け。渡邊雄一郎は今年10回優出のV4と好調だったが、8月末の鳴門優勝戦でインから痛恨のF。その後、住之江高松宮記念では低勝率機で持ち味を発揮できなかったが、一般戦なら速いスタートではなくても強烈なターンで首位争いに持っていけるはず。地元イチオシで取り上げた松本勝也は、主役の期待もできる存在。5月からの今期勝率は7.36、今年は12優出V3とリズム上々、特にまくり差しのハンドルワークは絶妙。記念V歴ある伊藤誠二、今年6月江戸川周年優出3着と健闘した若林将も破壊力ある走りで、俊敏性も兼備。夏場の8月戸田優勝から調子がいい一瀬明、一昨年と昨年のF渦から立ち直りつつある福島勇樹も怖い。(データは9月20日現在)