初おろしは里岡右貴が優出3着。すべての舟足が良く、「こんなにいいのは久しぶり」と絶賛。光る動きを見せていたが、次に使用した粟田祥も節一クラスの舟足で大活躍。10戦して8回の舟券絡み。安定板が使用されてから終盤に3連勝を挙げた。

初おろしで白神優が初日から連勝の活躍。「数字的にもいいモーターになっていくと思う。ゾーンも広い」とパワーを感じるコメント。行き足や加速感の良さは衰えることなく優勝を挙げた。2節目の中村真も強い追い風のなか5コースからまくり差しを決めるなど、力強さを武器に活躍した。

性能検査のタイムが1位だった。初おろしは秦英悟が使用して優出4着で目立つ動きではなかったが、次に使用した安河内健が好気配。初日から3日間ノーハンマーで連日抜けた展示タイムをたたき出していた。微調整しても、安定板がついても展示は一番時計。伸びはもちろんよかったが、出足から行き足がスムーズでレースがしやすい印象だ。

初使用は幸野史明で、新プロペラながら一度もプロペラをたたかず。それでも回った後がスムーズで出足が強力。加速する足が非常に良かった。2節目は山一鉄也が使用し、成績こそ目立たなかったがやはり出足寄りのいい動きをしていた。

3節使用され2節目までは目立たなかったが、直近の中野希一は「めちゃくちゃいい」と絶賛。2日目にFを切ったが「フライングではないと思った」と、思った以上に出ていく加速感に泣かされてしまった。スタートしてからも余裕がある。

検定タイム2位のモーター。別府正幸が初おろしで使用して10戦6回の舟券絡み。次に使用した古川健は序盤は目立たなかったものの3日目から7戦5勝と大爆発。特に安定板がついてから5コースと6コースから勝利を挙げるなど4連勝を決めてシリーズを締めくくった。

前節の松田大志郎が初戦でフライング。外枠まわりとなり、チルト1度の調整で戦って伸びていた。ただ、伸びだけではなく追い上げる舟足も十分で、展示タイムはもちろん周回タイムも◎。手にした選手のセッティングにも注目したい。

初おろしの浦田晃嗣はやや伸びが良かったが、2節目に使用した畑田汰一はターンまわりをしっかりさせて優出4着の活躍。1着こそ2本だったが、多くの舟券絡みでレース足の良さが目立っていた。実践向きの好モーター。