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ピックアップレーサー記者コラム

3415松井繁

松井繁は昨年ベスト18入りを逃してグランプリ連続出場が12でストップ。年間賞金ランキング24位という屈辱的な成績に終わった。長くボート界の頂点に君臨し続けてきた"王者"も現在49歳。世代交代の波に押し流されたかと思われた。


しかし松井は終わっていなかった。今年ここまで記念3優出1Vの活躍で、すでに昨年(記念3優出0V)を上回る数字をマーク。6月のG1桐生周年ではオール3連対Vの快勝劇を演じ、約1年6カ月ぶりの記念優勝を飾って復調ぶりをアピールした。今年の賞金ランキングは現在10位。年末の大舞台に向けて着々と歩を進めている。


2年ぶり23回目のグランプリ出場へ当確ランプをともすまであとひと踏ん張り。8月のびわこ周年は賞金上積みを果たす大きなチャンスだろう。松井にとってびわこは通算27優出10Vを誇る好相性水面。びわこ周年優勝3回(96年、04年、15年)をはじめ、95年地区選、07年ダイヤモンドカップ、13年秩父宮妃記念杯と実に6回もG2以上のタイトルをこの地で手にしてきた。ここで王者の底力を見せつけ、世代交代の波を完全に封じ込めたい。



(※データは7月5日現在)


3897白井英治

白井英治に悪夢が訪れたのは6月22日。多摩川でのSGグランドチャンピオンだ。予選を3位で通過して準優1号艇に座った白井は、インから先頭でスリットラインを駆け抜けるもこれがプラス02のフライング。昨年から続いてきた破竹の進撃に、急ブレーキがかかった瞬間だった。

白井は昨年SG出場7節で4優出1Vの大活躍。今年も3月のボートレースクラシックで優出4着、5月のボートレースオールスターで優出2着に入るなど、いま最もSGで結果を残せる選手といって間違いなかった。しかしグラチャンの準優Fにより、この先4つのSGに出場できない。すでに今年の獲得賞金が6000万円を超えているため4年連続7回目のグランプリ出場はほぼ当確だが、しばらくSGという主戦場を失う大きな痛手となった。

またF休み明けから3カ月間(10〜12月)はG1・G2も選出除外となる。すなわち今年のG1出場機会は8月のびわこ周年が最後なのだ。白井のびわこ周年といえば思い出すのが07年。優勝戦1号艇に乗るもインからコンマ54と立ち遅れて6着に終わった苦い経験がある。あの雪辱を果たして当地G1初Vを飾りたい。



(※データは7月5日現在)


4024井口佳典.

井口佳典は今年も快調だ。1月の蒲郡周年で優勝して幸先良いスタートを切ると、2月の常滑周年で優出4着、3月の大村周年で優出3着、4月の下関ダイヤモンドカップで優出5着、5月の津周年で優出2着、6月の桐生周年で優出4着と毎月G1優出をマークするコンスタントな活躍ぶり。今年G1優出6回は峰竜太と並んでトップタイの数字だ。賞金ランキングは現在7位。4年連続9回目のグランプリ出場へ視界は良好といえるだろう。

そんな井口だがびわこ相性はいまひとつ。当地通算6優出0Vだ。すでに通算70回の優勝を数え、19場でV歴を持つ井口にとって、まだ優勝経験がないのは桐生、丸亀、宮島、下関、そしてびわこの5場だけ。当地G1も09年びわこ周年で3着に入ったのが唯一の優出で、当地最近2節(13年と15年のびわこ周年)はまさかの予選落ちを喫している。約4年ぶりの当地参戦となる今回のびわこ周年で、いかに水面相性を克服するのか注目したいところだ。



(※データは7月5日現在)


4238毒島誠.

毒島誠にとって最も相性の悪い水面はびわこかもしれない。06年に当地一般戦で5コース差しを決めて優勝した経験こそあるが、びわこ通算3優出1Vと実績はいまひとつ。しかも当地G2以上は6節走って優出どころか準優出もゼロだ。当地前走の15年びわこ周年はフライングで賞典除外に終わっている。びわこ通算勝率は5.95。これは毒島にとって江戸川(勝率5.85)に次いで2番目に悪い数字だ。

しかしこんな数字も過去のものと考えていいだろう。毒島はびわこ参戦から遠ざかっていたここ4年の間に、SGタイトルを3つ、G1タイトルを4つ獲得するなどひと回りもふた回りも成長した。いまの毒島ならびわこ水面を悠々と切り裂いても不思議ではないだろう。

今年の毒島はやや波に乗り切れておらず、賞金ランキングは現在24位。3年連続6回目のグランプリ出場へ黄色信号がともっている。もはや水面相性にとらわれている状況ではない。このびわこ周年で結果を残すことができれば、流れは大きく変わるはずだ。



(※データは7月5日現在)


4262馬場貴也.

馬場貴也は昨年11月のSGチャレンジカップで記念初Vを飾って一気に大ブレイク。初出場となったグランプリでも優出こそ逃したが節間3勝を挙げる活躍で大いに見せ場を作った。その勢いは今年に入っても衰えず、3月のSGボートレースクラシックで優出2着、6月のG1桐生周年で優出2着の好走を見せるなど存在感を発揮。賞金ランキング8位につけており、2年連続のグランプリ出場へ突き進んでいる。

いまや守田俊介と並ぶ滋賀支部の看板選手となった馬場にとって、どうしても欲しいのはG1びわこ周年のタイトルだろう。地元びわこでは07年GWレースで鮮烈な6コース差しを決めてデビュー初Vを飾ったのを皮切りに、これまで通算41優出10Vという堂々たる成績をマーク。今年だけでも2回の優勝を飾るなど勝ち方を知り尽くしているホームプールだ。ここで地元G1初Vを手にして名実ともに滋賀のエースへと登り詰めたい。

すでにSGタイトルを持っている馬場だが、G1は通算12優出0Vでまだ優勝がない。今年のびわこ周年はG1初制覇へ最大のチャンスとなるだろう。



(※データは7月5日現在)


4444桐生順平

桐生順平が着実な進化を遂げている。今年SG・G1を10節(79走)走って5・6着がわずか9本。2連対率54%、3連対率78%の超ハイアベレージをマークしている。グランプリ覇者となった17年シーズンはSG・G1の2連対率が44%、3連対率が67%だった。あの当時と比べてゴンロクの大崩れが減り、連に絡む確率が大幅に上がっていることがわかるだろう。

安定感を増した今年の桐生は、2月の関東地区選と6月の住之江周年で優勝するなど記念出場10節で5優出2Vをマークする活躍。予選落ちが1回だけ(Fと途中帰郷は除く)という驚異的な数字だ。着々と賞金を重ねてランキングは現在5位。6年連続6回目のグランプリ出場へもうじき当確ランプがともるだろう。

躍進を続ける桐生がびわこ周年でどんな走りを見せるのか楽しみだ。当地は通算5優出0Vという成績。びわこ初出場だった09年一般戦で優勝戦1号艇に乗りながらFを切ったのも響いてまだ優勝歴がない。ただ16年のびわこ周年で優出2着に入るなど、これまで準Vは3回もあり水面相性は上々。安定感を武器にどこまで勝ち上がるのか注目だ。



(※データは7月5日現在)