3Daysプレイバック

今年で4回目を迎える
バトルトーナメント。

第1回大会の平和島では女子の今井美亜がトーナメント、セミファイナル、そしてファイナルとSG覇者を幾度も破る波乱の決着だった。

舞台を住之江に移した第2回大会では松井繁が地元水面で存分に持ち味を発揮して王者の貫禄を示した。

福岡の第3回大会を制したのは中田竜太。前年に丸亀周年、ヤングダービーを制し、グランプリ初出場を達成しており、その勢いそのままに突っ走った。

さあ、第4回大会の舞台は多摩川。SG常連が意地を見せるのか、成長著しいヤングレーサーが名を上げるのか、あるいは今井美亜のようなラッキーガールが出現するか。
日本一の静水面でどんなドラマが展開されるのだろうか。

2016年1月10日 平和島2日目復活戦6R

澤大介

初日のトーナメントは渾身(こんしん)の.05スタートを決めながら行き切れなかった澤大介。復活戦からファイナルに進むには最低でも1着を取っておかなければならなかった。
「伸びが足りない」と前日とは調整を変えたこのレースはスタート展示から明らかに気配が違っていた。トップスタートは3コースから.09と踏み込んだ市橋卓士だったが、大外でチルト3の澤が.13のスタートながら一気に伸び切って内5艇をたたいた。
後方では最後まで激しい2、3着争いが演じられていたが、それを尻目に澤はぶっちぎりで独走のゴール。
復活戦1着選手のうち、初日トーナメントで4着だった選手は澤以外に山崎昭生、岡崎恭裕がいて、ファイナル進出はこの3人での抽選に持ち込まれた。
澤は無念にも当たりを引くことができなかったが、ファイナルに進出していれば面白い足に仕上がっていた。
澤は平和島は得意水面で調整にも長けている。超短期決戦のバトルトーナメントではこういう選手は常に注目しておきたい。

2017年1月14日 住之江2日目セミファイナル10R

今井美亜

今井美亜にとって対戦相手は菊地孝平、今垣光太郎、峰竜太らズラリそろったSG級の強豪。そのため3枠とそう悪くない枠を引きながらも全くの人気薄だった。
イン菊地が.16のスタート、2コースの石橋道友が.15のスタートを決めたのに対して今井のスタートは.22。外にも伸びられ気味で苦しいスリット隊形だったが、1Mは思い切った強烈な全速ツケマイ。これが見事に決まってバック先頭へ躍り出て、インで残した菊地を2M全速で振り切り2年連続でのファイナル進出を決めた。
今井は初日のトーナメントでは4着に敗れていたが、3着だった渡辺浩司が不良航法により規定で賞典除外となったため、繰り上がりでセミファイナルへ進出する強運だ。第1回大会ではトーナメント、セミファイナルで1枠を引き当てていて、大外からまくり差したファイナルは1Mが大きく空いていた。
このバトルトーナメントには不思議な縁がある。その今井が今回の多摩川にも参戦する。モーターや枠番の抽選、そしてレースでも常に目が離せない。

2018年1月12日 福岡初日トーナメント12R

佐藤隆太郎

地元水面では絶大な信頼感を得る瓜生正義に絶好の1枠。引いた53号機は平凡なモーターだったが、それでもここに人気が集中したのは当然だろう。
スリットで先手を奪ったのは3コースの小野生奈と4コースの佐藤隆太郎。握って出た小野に瓜生が合わせて回り、2コースの石橋道友と佐藤の2人が差し、2Mは佐藤が先マイを決めて首位へ。
その2Mで石橋をまくりつぶした瓜生は必死に佐藤を追うが及ばず。3周目には小野に抜かれて3着に後退した。
佐藤の67号機は当時の福岡のエース機。前検から「パワーはありそう」とその素性の良さは感じ取っていて、「ここで活躍できればパンチがありますね。頑張ります」とも語っていた。SGクラスが多数参戦するバトルトーナメントはかなり注目度の高いレースだ。
普段はSGクラスの強豪との対戦があまりないA2級の若手にとっては胸を借りるいい機会なる。また、自身を全国的にアピールする絶好のチャンスでもある。通常のレースより、さらに気合が入るはずで、好モーターを引いた場合は追いかけてみたい。