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多彩な芸と深い読みで最多の15優勝!!
4532秋元  哲
G3イースタンヤング(津)をツケマイで快勝。1マークはひとつ内の佐藤翼が落とした瞬間、外を豪快に握って駆け抜けた。実に秋元らしい迷いのないレースっぷりだった。ここでの秋元“らしさ”とは、何もまくりが得意と言うことではない。まくるにせよ、差すにせよ、腹をくくっていることだ。通算15回のV歴はヤングダービー出場選手中で最多。優勝の決まり手を振り返ってみると、イン逃げが8勝とトップだが、現代ボートレースにおいて、約半数近くを逃げ以外で優勝していることは勝負強さの証し。それでいて、抜きや恵まれはない。つまり、1マークで態勢を決めている。ただ、読みは達者だが、ハズレた時の大敗はつきもの。それはアベレージにも影響を与え、7点をマークした翌期に5点A2に陥落してしまうなど、波が激しいのも事実だ。そんな秋元が前期の7点勝率に続き、今期も好調を継続。東のトライアルウィナーから目が離せない。
年頭からのVラッシュで勢いは最高潮!!
4586磯部  誠
一昨年(とこなめ)、昨年(蒲郡)、と磯部にとってのヤングダービー・フランチャイズ開催は、フライングと予選落ち。だが、この悔しさこそが今年の大反撃につながった。グループのリード役・池田浩二をはじめ、平本真之、仲口博崇らSG覇者を相手に初の正月開催を制すると、その後も各地でVを量産。とこなめ代表でメモリアルに推薦され、ダービー切符も手に入れた。7月末までに5優勝を飾り、賞金獲得額も好位置をキープ。今後はSGロードが待っている。そんな勢いのある磯部だが、全てが順風満帆だった訳ではない。4月のG2MB大賞(とこなめ)ではファイナル1号艇で3着。苦杯をなめた。反省会では悔し涙が頬を伝わったが、池田から「もっと大きいレースじゃなくて良かったじゃないか」と慰めらた。あの失敗を糧にするためにも、今大会は絶好の機会。近況も調子に陰りはなく、7月の蒲郡では井口佳典らを相手に優勝の完封劇。今度は勝機を逃さない。
まくり差しのキレとスピードは屈指の存在!
4659木下 翔太
“まくり差し”はボートレースにしか存在しない決まり手。これを華やかに決めるのが木下翔太だ。まくり差しは大きく分けて二通り。スタート後に内を締め込み、イン艇だけを回して差し切るのと、ほぼ同体のまま1マークを迎え、スピードの差で抑え込むパターン。テクニックが秀でている木下は後者を得意としている。7月のオーシャンカップでは選考順位3位でドリーム戦にエントリー。G1の出場機会を考えると、かなり優秀な成績だ。内訳は一年間でG1を9節走り8度の予選クリア。4優出で2、4、2、3着と優勝にこそ届かなかったものの、常に上位着順でゴールをしている。舟券から外れた昨年のヤングダービー優勝戦も2周1マークでアクシデントに巻き込まれた結果。この驚異の予選突破&優出率は、握り差しで枠番よりもいい着順でゴールしていることが要因だ。7月は好成績を残せなかったが、フライング休みがいいリフレッシュになるだろう。
九州チャンプとして堂々の参戦だ!!
4848仲谷 颯仁
モーター出しとスタート攻勢が持ち味の仲谷颯仁。果敢に攻めるレーススタイルはどこか“20世紀のボート”を彷彿させもする。ただし、それを可能にするためには、モーターの性能を最大限に引き出すことが重要。まだデビューから4年未満と経験値は小さいが、調整能力はなかなかのレベル。レースにおいては、勝ちたい気持ちを前面に出すタイプ。荒々しさと表裏一体になるが、冷静さとコーナーワークが身につけば、さらなる飛躍が待っている。若いこともあり、伸びシロに関しては、誰よりも持っている。ヤングダービーは昨年が初出場。準優、優勝戦とグリーンのカポックで2着に入り好配当を提供した。今年は2月の九州地区選手権(若松)でG1タイトルホルダーの仲間入り。デビューから3年4カ月での勲章は、ライバル・羽野直也より1カ月ほど早かった。7月のトライアルG3ウエスタンヤングでも8戦6勝Vと力を見せつけ、堂々の優勝候補として参戦する。
絶品の差しハンドルが売りの最優秀新人!!
4831羽野 直也
「平成生まれ初のG1ウィナー」。昨年10月の大村周年を2コース差しで制し、スポーツ各紙に見出しが躍った。22歳6カ月での快挙達成はボート界に新風を呼び込んだ。「僕は差し屋ですから」と話すように、現代ボートレースにマッチング。イン先マイ艇を巡るさばき合戦を得意としている。このままでも十分に強くなれるが「カドに引けた時は(カドの)仕事をしようかなと思ってます」と吐露。G1タイトルをゲットして心境の変化が生じたのかもしれない。そんな思いがあったのか、7月の尼崎周年では、3日目に4カドからコンマ01のスリットオーバー。これがデビューから通算2本目の勇み足だった。ヤングダービーはフライング持ちでの参戦となったが、基本スタンスが“差し屋”なら問題にはならないだろう。むしろ、血気盛んな若手同士による大会なだけに、冷静さがプラスに働きそう。展開を見極める能力とさばきは絶品だ。
ありったけの情熱で卒業イヤーを締める!!
4530小野 生奈
「努力でどこまで強くなれるのか!?」。小野生奈は人生を賭けて立証しようとしている。ボートレーサー養成所での成績は3.41のブービー。デビュー後はもっと厳しく、一年間はほとんどのレースで最下位だった。だが「勝てない選手が練習へ行くのは当たり前」と猛稽古を積んでA1に昇格。昨年はついに目標だった女王の座に就いた。そして今や“女子”という枠を超え、男子のトップクラスを相手に活躍するようになった。昨年のオールスター(福岡)ではSGで初の予選突破。続くオーシャンカップ(まるがめ)では、ファイナリストまであと一歩のところまで迫った。今年に入っても、オールスター(尼崎)、グラチャン(徳山)と準優入り。優出はかなわなかったが、それぞれ得点率4位と8位で準優に駒を進めた。過去3年のヤングダービーでは好結果を残せていないが、力をしっかりとつけていることは疑う余地もない。卒業年で大輪の花を咲かすか。

4532 秋元 哲

4586 磯部 誠

4659 木下 翔太

4848 仲谷 颯仁

4831 羽野 直也

4530 小野 生奈